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とりあえず勢いだけで作った二次創作サイトとブログはのそのそ継続中。版権元とは一切関係ないです。
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 世界を変える力を持つ門の鍵を巡る、過去と異界とそして現在の交差――

 折角TRPGというカテゴリを作ったので。
 そんなお話(?)なシナリオですすめられた全4回キャンペーンが終了したことを報告。




 使用ルールはアルシャードガイア。
 クエスターと呼ばれる異能力者が、世界を侵食しようとしている「奈落」や異界の敵と戦う世界。基本は現代モノですよ。


 私がプレイしたのはアホ馬鹿ハイテンション3つ揃った恐ろしいお兄さん。通称「兄貴」。

PC1:レイヴン
 異世界の騎士。もといた世界で砂漠の中の国に仕えていた上、そこのお姫様とは恋仲と。しかし滅び行く国を守ろうと最後の篭城戦の中、姫様に異界(つまり我々がいる世界)に飛ばされる。しかもその先で出会ったのは姫様と瓜二つの女の子。ああ波乱+葛藤の予感。
 真面目・朴念仁・天然、と三拍子揃ったかっこいー主人公。さらにPLの力で恐ろしいほと格好いい台詞を真っ赤になりながら(笑)叫ぶ人。でも実はPLは女性というオチ。

PC2・学部 美々(まなべ つくみ)
 戦闘では拳銃をがんがんぶっ飛ばす女子大生。そういうと怪しい人のように聞こえるけど割と普通の人。5年前のとある事件の際に負傷し現役を引退した兄がいる。
 兄思い・友人(姫様似の女の子)思いのいい人。しかし最後のほうでその友人に愛にも近い感情を持っていることが判明する(マテ
 しかしやはりPLは男性だったりする。しかも下っ端ばかりプレイしている人(本人にその気はありや無しや)。このPCで下っ端脱却かとの噂。

PC3:有坂 梓(ありさか あずさ)
 アイギスという世界守護組織(?)に所属する攻撃魔法使いの男性。トランプを使用して符術を行使する。
 馬鹿・アホ・ハイテンション・突飛かつ不可解な行動、と場をかき乱すことが役目としか思えない。しかしかなりの寂しがりやで、すぐいじける。たまに、たまーに真面目になるが、3分も続かない。後述の弟のことをアホな言動で誤魔化しつつも大事にしている・・・というかいつの間にか溺愛状態に。そんなPCを素でプレイしたPLは私(苦笑
 流れで美々の兄と友人であることが判明したり、実は5年前の事件によって昏睡状態に陥り数日前に目覚めたばかりだったことが判明する(笑

PC4:有坂 明(ありさか あきら)
 有坂梓の弟にして、組織の訓練施設を出たばかりの新人。どう考えてもあの兄を持った時点で苦労性が決定した。常に兄に突っ込み、引きずられる悩み多き人。最後には組織の上司にも兄よりも頼られていた(涙
 兄と同じく符術を使うが、力の方向は逆で回復・補助能力に特化している。ちなみにトランプは使わない。
 シナリオの希望を出せといわれたので「弟に女性(からかいのネタ)をつけてください」と私が言ったら、彼には女性の師匠が与えられた挙句に敵方に裏切られる。
 PLはサークルにTRPGを布教した奴。でもこんなことになるとは思っていなかったのではないか。

PC5:雨原 天条(あまはら てんじょう)
 秘密組織ダイナストカバル(?)に所属するお狐様。年齢不詳、とりあえず”まだ”2桁らしい。気が付けばナンパばかりしている優男の姿を普段はとっている。大首領(年齢4桁らしい)のために動き、お供え物は欠かさない。
 しかし組織の幹部の癖に戦闘能力は皆無。回復・補助能力に長ける。しかしこのメンバーでは壁役がいないことが判明し、高い回避能力を無理やり生かして壁になる道を選ぶ。当たったら死にますが。
 ちなみに私(梓)とは相性が悪く(ネタだけど)、常に怪しがっていたら嘆かれた。
 PLはサークルの先輩。格好いいアドリブが咄嗟に出てくるすごい人。



*1話

 顔見せのお話。

 レイヴンは異界よりこの地へと飛ばされる。
 飛ばされる寸前、姫より言われた言葉――「辿り着いた世界で、あなたの為すことを見つけて」

 「天霊の門を探せ」
 天条、そして梓が各々の組織より言い渡された指令。詳細は不明。その街にあることだけは確かだという。

 人材不足の中、新人を加えて彷徨い迷走する――各々が一堂に会したとき、偶然か必然か辿り着いた行方不明事件。
 新たな被害者となったのは、この世界に来たレイヴンを助け世話をしてくれた女の子、綾瀬だった。

 彼女を助け出すが、顔を見せる「奈落」の敵。彼らは攫った人間から復活の力を得るために行方不明事件を起こしていた。
 不吉な言葉を残して彼らは去っていく。


⇒シーン一部

 異世界の姫と、姫似の少女綾瀬。二人共にいい感じなレイヴンさん。・・・プレイボーイめ。
誰か「つまり二股だよな」
レイヴンPL「違うっ!レイヴンは姫一筋なのっ!」
誰か「つまり綾瀬は遊びなんだね!」
レイヴンPL「ちっがーーーーー」



*2話

 兄弟と狐のお話。

 今から5年前の事件。街が「奈落」の敵により破壊され、多くのクエスターを失った。
 美々の兄である萩もまたそれによって前線を退いている。
 そして――被害者の中には、綾瀬の両親の名前もある。

 同じく5年前の事件に関わっていた梓の目の前に、その事件を引き起こした首謀者が平然と現れる。
 曰く「5年前と同じ仕掛けをこの街に施した。何とかしたかったらゲームをしよう」と――

 同時刻、弟の明のもとには人員補充のため、訓練施設で教わった教官である女性がやって来ていた。
 その胸にあるのは尊敬の心かそれとも――恋心・・・?

 街を走り回り、敵が仕掛けた陣を全て解除する。しかし肝心の首謀者は討ち漏らしてしまう。
 そして――教官は、敵の下へと。彼女は既に闇に落ちていたのだ。

 そんな中――天条はと言うと、12人いる妹のうちの一人がいきなり尋ねてきた挙句に街へと繰り出して行き、その捜索に必死になっていた(笑


⇒シーン一部

GM「天条、キミには12人の妹がいる」
皆で大爆笑。


GM「敵のアンブロシアス登場な」
梓「(めっちゃシリアスに)貴様は・・・・・・あんぶりょ、あんぶろしあしゅ、あんぶろしゃ、あんぶろしぇ、あ、あ、・・・・・・・・・アンちゃん!(←噛みまくりの末真面目に呼ぶのを放棄した)」
やっぱり大爆笑。



*3話

 美々とレイヴン(+天条)のお話。

 能力者が襲われる事件が発生する。しかし被害は多くとも、死亡者は出ていなかった。
 各々は捜査を開始する。

 美々は、兄・萩の様子がおかしい事に気付く。しかし確証は得られない。

 レイヴンは元いた世界で共に戦っていた先輩騎士と出会う。
 しかし彼はこちらの世界を滅ぼし、その力を注ぎ込むことによって、自分たちのいる世界を救おうと考えていた。

 事件を追っていくうちに現れるのは、萩の影。萩は5年前の事件の際に、闇に落ちていたのだ。
 異界の騎士と共に、この世界の破滅を望む彼ら。

 レイヴンに放たれる問い――「こちらの世界と我々のいる世界、どちらが大切なんだ」
 どちらかの世界を選べ、と。

 レイヴンは選んだ。
 どちらかの世界が犠牲になる方法じゃない、別の道があるはずだと。
 この世界を滅ぼして自身の世界を救おうとするのは騎士の務めではない、と。

 そして彼らは戦い、レイヴンは騎士団の剣を渡される。彼らの心を、そして希望を。

 萩は闇より放たれた。闇に飲まれたものが再び戻ってくることが出来る――もしかしたら、希望はあるのかもしれない。


 ――天霊の門。
 天霊の門の守護者を名乗る機械の女性が現れる。彼女から語られる事実――。
 天霊の門とは、世界に溢れるマナを自在に操作できるといわれているもの。それさえあれば、マナが失われ滅び行く世界にマナを誘導し、救うことが出来るかもしれない・・・?
 しかしそれはこの世界の崩壊を意味することに他ならない。
 門を開くのに最も条件が適するのは、次の満月の日。
 その門を起動する鍵であり巫女は――綾瀬。


⇒シーン一部

 機械の少女登場+BGM・ペルソナ3in3学期+満月
GM「(腕を垂直に曲げて)がしょん、装填」
 ・・・私、悶絶。ネタが分からない他メンバーは首を傾げていた(私一人だけを狙ったピンポイント演出)



*4話

 まとめのお話。

 過去を見ていた。

 レイヴンは、かつていた砂漠の異世界のことを。
 美々は、友人の綾瀬と始めて出会ったときの事を。
 梓は、早くして亡くなった父の影を。
 明は、かつて微笑んでくれた教官のことを。
 天条は、先祖の夢を。

 満月の日、夏祭りが街で開かれていた。
 全員で祭りへと繰り出す。
 射的で綾瀬が欲しがっていたぬいぐるみを取ったり、金魚すくいで真剣バトルをやったり、りんご飴を大量に頬張ったり――穏やかな時間が過ぎていく。

 しかし急転直下で訪れる非日常。

 天条の上司・大首領、降臨。
 彼は敵の兄であったというのだ!(大爆笑
 彼が言うには、門を作り出したのは弟である敵その人だという。兄である大首領はそれを阻止しようとしているらしい。

 200年前、同じく敵が天霊の門を開こうとしたときにそれを阻止したのは――有坂兄弟と天条の祖先たちであった。
 それと引き換えに2つの一族には呪いが降りかかった。

 敵は隙を突いて綾瀬を攫いだす。
 彼女は、目の前で――殺される。
 
 そして――天霊の門は開かれた。

 門の中へと追っていけば、そこにいたのは綾瀬と――レイヴンの姫。
 異世界の姫は、綾瀬と元は同一存在であり、そして門の鍵であった。
 そして彼女もまた、殺されていた。

 敵は門を操ることによって膨大なエネルギーを用い、新たな世界を作ってみようと考えている、と事も無げに言う。それは力を持つ神の気まぐれのようなものだった。
 激戦の末、敵を打ち倒すが――

 後に残ったのは、二人の少女の亡骸と、暴走状態にある門。
 門をこのまま放置しておけば、我々の世界は滅びるだろう。

 それを救う能力を持つのは、神に愛されたクエスターたるレイヴンのみ。
 (ルール的に言えば、1シナリオに1回だけひとつ願いをかなえる能力を持つ)

 綾瀬か、姫か、我々の世界か――救えるのは一つだけ。
 選択のとき。

 そのとき――レイヴンに綾瀬が語りかける。

 ――天霊の門は私が何とかします。だから、あなたは――

 微笑みながらお礼を言う彼女。
 こうしてレイヴンさんと過ごした日々は楽しかった。ほんとうに、ありがとう。

 そして、決断する。


 世界は救われた。
 ――1人の少女の命によって。


⇒シーン一部

 明の教官は敵の軍勢にいるが、説得如何によっては引き戻せるかもしれなかった。
教官「私の居場所なんてどこにもないのよ!」
明「っ、俺がいる―――!!!」(力強く叫ぶ
 みんなで大歓声+拍手+大爆笑(ごめん
 ちゃんと教官は戻ってきました。今頃は2人で仲よくお仕事かしら(にっこり


GM「さあ、選んで。姫か、綾瀬か、世界か」
レイヴン「何その選択肢―――!?だ、だって俺は姫一筋なのにっ」
 断言したな。
 ・・・結局彼は姫を生き返らせましたとさ(苦笑
 この選択肢はなかなかなものだと思いますよ・・・。







 そんなこんなでプレイバック。
 リプレイではないから端折れるところはかなり端折って、大筋だけの解説でした。
 いや、兄貴が楽しかったもので・・・(遠い目
 事前にメンバーに了解を取った上であんなキャラクターを作ったし、真面目なところは(多分)真面目に慣れたとは思うけど。
 カジュアルプレイしかしたことないし、サークル内で少しずつやってるだけだしな。

 一つの物語は終わったけれど。
 まだまだ物語はつづくといいなあ。
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